グレシーニレーシングレースレポート ポルトガルGP / 2011/04/30 / ピロはエストリルでさらに上を目指し、高橋は弟・江紀をしのびレースに出る
ヘレスでエンジンのスイッチが止められてから約1ヶ月、今週末エストリルで再びそのMoto2エンジン達に火が点される。悲惨な地震と津波のため、日本グランプリが延期され、ワールドチャンピオンシップは長いインターバルに入った。その間、高橋裕紀は4月23日に弟・江紀を交通事故で亡くすという、痛ましい喪失に見舞われたが、彼は兄の走行を願ったであろう弟のためにも、今週末レースに出場することを決めた。簡単なことではないが、彼の決意は固い。ミケーレ・ピロはこの約1ヶ月の間、Moto2クラスでトップ集団と走るためにも自身を高め続けた。
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コメント
高橋裕紀
今はただとても悲しい。ヘレスでのレースを振り返ることや、エストリルで自分に何が出来るか考えることすら難しい。間違いなく、江紀の存在を胸にレースに出るつもりだ。彼はまだ23歳だった。彼のためにレースに出たい。彼もそう望んだであろうから、自分の力の全てを出し尽くしてそれに応えるよ。
ミケーレ・ピロ
チームメイトに起きてしまった悲劇に本当に落胆している。とても悲しいが、裕紀がこの辛い時期を乗り越えるために、自分が出来ることがあれば何でもしたい。
ヘレスでは、もっと順位を上げることができたはずなので結果には満足していないが、自分があの条件下で出来る全てを尽くした。ヘレスでの週末では、多くのデータを得ることが出来た。エンジニア達がエストリルへ向けてバイクを改良するのに役立つだろう。この長期の休みの間、トレーニングに本当に力を入れてきたし、冬のテストで自分がなかなか良く走れた。エストリルでのレースへ向けていい状態をつくれている。Moto2クラスで先頭集団に加わる自信があるよ。
ファウスト・グレシーニ
若き才能の死に言葉が出ない。とても悲しいが、チーム全体で裕紀をサポートしていく。エストリルで裕紀とレースが出来ることは大変喜ばしく、我々は彼が弟・江紀を最高の形で称えられることを望んでいる。ピロの上向きな成長は続いており、Moto2クラスのトップの一角になることは間違いない。私達は2人の才能あるライダー達をもつ素晴らしいチームであり、シーズン中に何度も祝勝する機会があるだろう。Moriwakiともとても良い関係を築いているので、皆一丸となってMoto2クラスでの成功を楽しむことができるはずだ。
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